宇宙飛行士に、転職だ！ - エンジニアの稼ぐ力

13年ぶりの日本の宇宙飛行士の募集が始まった。

今回は募集要件が大幅に緩和されたことで、自然科学系の学部出身でなくても応募が可能になった。

工学部出身の私にとってもチャンス到来！ということで早速応募させていただいた。

募集要項の確認

応募資格

次の条件をすべて満たす者が応募資格がある。

え、これだけって拍子抜けした。問題なくすべてクリアなので、応募資格はあるようだ。

求める人物像

国際共同事業、多国籍なメンバーシップのチームの中において、日本の代表として、多様性を尊重しつつ、ミッションを成功に導くための協調性と十分なリーダーシップを発揮できる。
来たる国際宇宙探査ミッションを見据え、様々な環境に対しても適応能力があり、宇宙という極限環境での活動においても、柔軟な思考と着眼点を持ち、自らを律しつつ、適時的確な判断と行動ができる。
ミッション参加により得た経験・体験・成果を世界中の人々と共有する表現力・発信力があり、それらを活用し人類の持続的な発展や次世代のために貢献する。

１については、グローバル企業で経験・実績を積んできたので問題なし。

２については、転勤族で小さいころから8回引越しを繰り返してきたので、変化に対する適応能力はそこそこある。

３については、インスタ、ツイッターで発信力を鍛えている（鍛え始めている）！

ということで、JAXAが求める人物像にも何とか合致できそう。

評価する特性

求める人物像の3つの要件だけかと思いきや、評価する特性は8つあるらしい。

宇宙飛行士の職務（未来を創造する宇宙飛行士の重要な役割を通じて、人類・社会への貢献を志す）に対して、明確な目的意識と達成意欲の強さ
宇宙飛行士に求められる任務・訓練に耐えうる健康状態
STEM分野（科学技術）の知識や論理的思考力、円滑な意思の疎通が図れる英語能力とともに、教育や実務経験等の中で取り組んできたことにおける専門性
ミッション遂行能力（自己管理、コミュニケーション、状況認識、リーダーシップ、問題解決、チームワーク、マルチタスク等）とともに、緊急事態にも迅速かつ的確に対処する能力
様々な業務環境及び技術や社会の急速な進歩・変化に適用するために、必要な身体能力及び精神心理的適応性・強靭性を有するとともに、未経験の知識や技量を速やかに習得する能力及び未経験の作業に対して自分の知識や技量を柔軟に活用して対応する能力
日本人としての誇りを持ち、人文科学・社会科学分野を含む広範な素養・知識を有し、並びに自分と異なる文化・伝統・価値観等を有する者に対する敬意を払う国際的なチームの一員にふさわしい態度
自らの体験や成果などを外部に伝える豊かな表現力と発信力
国内・国際社会で求められる高いコンプライアンス意識

求めらるこれらの特性に対して自分の特性・経験を紐づけて、エッセンスを用意。エントリーシートにもれなく記載するようにした。

書類選考（エントリーシート＋健康診断書）

最初の関門はエントリーシートと健康診断書を提出すること。

主な記述内容はこちら。

・志望動機を記入してください。200文字以上300文字以下

・ご自身のめざす宇宙飛行士像を記入してください。200文字以上300文字以下

・自己アピール：ご自身のアピールできることを、写真・図や文章などを活用して自由に表現してください。用紙サイズA4版1ページ以内にまとめていただき、アップロードしてください。

・業務歴（詳細）：大学及び大学院での研究を含め、実務経験として担ってきた業務内容について詳細に記入してください。

など

自己アピールは小さいころの写真をアルバムから引っ張り出してパワポにペタペタ貼り付けた。

志望動機や目指す宇宙飛行士像には3つの人物像と8つの特性が入るように記述。文字数は足りないくらいだった。

問題は健康診断。球面レンズ度数や円柱レンズ度数、色覚検査など眼科でしかできない項目と、専用の血液検査など一部の内科でしか受け付けていない項目がある。